ありのままの自分って、
どんな自分なのでしょう??

素のままってこと?
どんな状態でもOK出せてる状態?
だってしょうがないんだもん!これが私なんだからっ!って開き直りな状態?

受け入れる・認めるってどうやるんでしょう?
受け入れたつもり、認めたつもり。
わかっちゃいるけど、モヤモヤ感が拭えなかったりしますよね…

ありのままは、自己受容と自己肯定を経た状態。

心理学のプロならば、この違いは知っているかも。
私は、これまで明確に、自己受容と自己肯定の違いを知らなかったのです。
こういう、ココロの全体像を知るって大事ですね。
スルッと「そういうことか!」って理解できることもあるので。

より良い自分になっていくためにネットの情報をつまみながら、だと、

自分で自分を認めれば〜〜とか
自分の全てを受け入れて~~とか
ありのままの自分で全てOKなんだ~~とかよく見かける。

どれも自分を受け入れるってことのよう。
わかっちゃいるのよ…llili○l ̄L
受け入れて、認めて、ありのままになればいいんでしょ?!

「それ」やってますけど?!なんも変わりませんが(笑)
受け入れる、認めるって、どーやるの?って話ですよね。

私もずーっと、このループにハマってました(笑)
これを知れば、自分の気持ち、自分の扱い方がわかり始めますよ!

自己受容と自己肯定はビフォーアフターみたいなもの。

自己受容とは、
過去の出来事や想いなどの
「未消化の欲望たち」を認めること。そして、自分の不完全さ(ダメなところ、できないこと、理想とのギャップ)を受け入れること。

~したかった。

~が欲しかった。

~をやってみたかった。

〜と言いたかった。

〜になりたかった。

〜のようでありたかった。

〜かっこいい自分でいたかった。

枕詞に「本当は」をつけるとしっくりくる文となりますね。

ざっくり言うと「ガマンしたこと」や「そうなれなかったこと」です。

例えば子供の頃、
本当は、お医者さんになりたかった。
→でもお家にお金がありそうにないし、自分には無理かも。とその想いを封じ込めた。

本当は、イヤだと言いたかった。
→でも親の言うことは聞かないのは悪い子だから、ガマンしていつも言うことを聞いていた。

などの、過去の本音に気づいてあげることなのですね。そしてその感情をもう一度体験してみて、自分のことを理解してあげること。

もう忘れているかもしれないことも、たくさんあるかもしれないけれど、自己受容できていないものは、無意識下でも今もなお必ず引きずっています。

今の地点から過去に否定した自分をもう一度受け入れることを、もう一度やってみて欲しいと思います。

 

真面目な人ほど、いい人ほど、協調性のある人ほど、空気の読める人ほど、

”これはダメなことでしょ” 

”こうした方がみんなのためにいいよね” 

”自分さえ折れれば…” なんて当たり前にやってきていると思うので。

その、抑えてきた自分、我慢させた自分、無視したりキャッチできなかった本音を、「そうだよね」と受け入れることが自己受容のスタートです。

これをすっ飛ばしていると、真の自己受容は起きないので、いつまでも自分を責めることを、止めたくてもやめられなかったり、思いのままに行動することができなかったり、人の目が気になったり、人からの評価が気になったり…と、本当のあなたらしさとはかけ離れた状態が続いてしまいます。

 

自己受容後に起こる変化とは

過去の本音に気づき、その想いを拾ってあげる。
この自己受容の後に自己肯定が起こります。

なので、自己受容していないまま
「うん!今の自分にOK出すわ!このままの私でよいのよ!」と思っても、
自己受容後の自己肯定になっていないので、それはエセポジティブ状態。

ありのままの自分OKしたぞ!…「とはいうもののなんだかなぁ…」とモヤっとくすぶったものを感じるはず。
このモヤっとが、自己受容してもらいたいものがあるってサインです。

ガマンに慣れ過ぎて、ガマン強さならピカイチさ!って人は
ガマンしていたことすらガマンと思っていないので、
まずは、いまの欲望(満たしたい想い)を出していくことも自己受容になりますよ!
どんどん書き出していくことも、自分を認めていく行動になるのでオススメです!

 

自己肯定とは

次は自己肯定について!

自己肯定とは、自分のこれからの未来や、
今感じている感情・言いたいことなどを肯定すること。

自己受容ができていると、自分の気持ちとの繋がりを感じやすくなっています。なので、フッとやりたいことが浮かんだり、本音の言葉が浮かんできたりします。

その出てきたものを、どんなことであっても自分が「そうだね」と認めてあげること。それが自己肯定。

できればその通りに行動に移してあげると、内面の関係性はとても良くなります。

自己受容の前のガマンしている自分の気持ちって、例えていうならスネ子ちゃん。
本当の欲求を受け入れてもらえなかったので、その場で感情がスネちゃってるんですね。

で、意識でこちらから気づいてあげることで、
スネ子ちゃんは機嫌を良くして「わかってくれたんなら良いや!」と消えていきます。

たくさんの満たされなかった思い(欲望)を出しきることで、
本当の願望(これからの未来にやりたいこと)がスッと出てきやすくなるんですね。

自己受容から自己受容への流れ

まとめると、
欲望は自己受容する→そっか、そうだったんだね~。で認めて受け入れてあげる。

願望は自己肯定する→そうなんだ!そうしたいんだね。とこれも認めて受け入れてあげる。

完璧でもなんでもない自分、ダメな自分、それが私なんだと自己受容されたベースのもと、出てくる感情や思いに「そう感じているんだね、そう思うんだね」と自己肯定できる状態こそが

「あるがまま」を受け入れ、「ありのまま」で存在しているということなのです。

 

まとめ

自己受容とは、過去の欲望を認めてあげること。あらゆる価値観で自分を図らず、思いを認めて受け入れてあげること。

自己肯定は、自己受容後に出てきた願望や全ての感情を認めてあげること。悲しいなら「悲しいよね」怒っているなら「怒ってるよね」。負の感情もちゃんと感じてあげることです。

 

まとめると、ありのままの状態とは、
自分の過去の欲望・感情にOKし、これからの未来の欲望・願望にもOKがすんなりできる。
すべてに完璧ではない。だが、自分はこれで完全な存在だと認められている状態。

ミラクルが起こる願望というのは、
自己受容後の、全部今の自分にOKを出されてる状態での願望。自己受容されておらず、まだ無意識下に不足や不満のある願望は、「足りない」の方を現実化しますから、自分の願望の出どころを見ることはとても大切です。

今、自己受容する必要があるなぁ…と思う人は、
やりたかったこと、
あきらめてしまったこと、
ガマンして言えなかった想いなどを
どんどん書き出していって(書くって本当に大切)
自分の本音を拾うことをすると、自分とのリレーションがうまくいきはじめます。

どんな時も、自分の気持ちを丁寧に拾う。
それがひいては引き寄せ体質になっていくコツなのですね。

 

どうしても、自己受容できない、自分を責めてしまう、そしてそれをやめたいという方は、無意識の中に「決めたこと」や「習慣となってしまっている考え方」や「もう不必要になった価値観」というものがあるのです。

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